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【Takara Nursing】3年次生、4年次生合同で統合看護演習を行いました。【演習編】

宝塚大学看護学部では、実践を重視した教育の一環として「統合看護演習」を行っており、この日は3年次生と4年次生による合同演習が実施されました。前回のグループワークで急性期・慢性期それぞれの事例に取り組み、患者の状態をアセスメントし作成した関連図をもとに、臨床現場を想定したシミュレーションを通して、看護師に求められる判断力や実践力を磨きます。

■急性期の事例課題、胃がん患者の胃切除手術後1日目のケア、早期離床の支援
■慢性期の事例課題、脳梗塞による半身まひ患者への寝衣交換、車いすへの移乗支援を実践しました。

3年次生が主体となってケアを担当し、4年次生は臨地実習で培った経験をもとに、後輩への指導や気づきの促しを行いました。年次を超えた連携の中で、技術だけでなくコミュニケーション能力やチームワークの重要性も学ぶことができます。

演習中には、脈拍を取る学生の真剣なまなざしに、患者の命に寄り添う責任感がはっきりと表れており、看護の本質を感じました。車いす移乗の支援では、一つひとつの声かけや動作に思いやりと配慮がにじみ出ており、患者との信頼関係の構築が垣間見られました。また、血圧測定と記録を行う場面では、学生同士のスムーズな連携から、チーム医療の基盤が育まれていることが伝わってきました。

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演習後には、教員と学生による「デブリーフィング(振り返り)」が行われました。自分の行動や判断を言語化し、他者の意見を取り入れながら学びを深めるこの時間は、実践経験を内省的な気づきへとつなげる大切なプロセスです。

このような演習を通して、学生たちは看護師としての自覚を育みながら、将来の医療現場に必要な確かな力を着実に身につけています。

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